ユニットバス
今回はユニットバスの歴史を紹介いたします。
〝ユニットバス”(以下UB)とはユニット化されたお風呂のこと。それまでのタイルを貼りの在来工法よりも構造や工法が簡単なお風呂のことです。
そんなUBの開発は、1950年代後半、国内初の超高層ホテル「ホテルニューオータニ」の建設時にまで遡ります。東京オリンピックを控えていたため、工事期間わずか17カ月という超スピードでホテルを建てなければなりませんでした。
そこで問題になったのが手間のかかるバスルームの工事。在来工法ではとても間に合わない!しかも17階建の建物は当時としては「超高層」であったため、構造面からもバスルームの軽量化が必要!そこで設計・施工を担当していた大成建設は、バスルームのプレハブ化を検討するようTOTOのほか複数の企業に依頼しました。
依頼を受けたTOTOはプロジェクトチームを作り、浴槽や洗面器を取り付けた下半分のユニットに上半分の壁フレームを組み上げて作るUBを完成させたのです。
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